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師走に入り何かと気忙しい上に、めっきり寒くなって乾燥しやすく、
体調を崩しやすい季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新連載Blue Lagoonも序章、第1章と破廉恥な外伝(笑)がようやく終わり、
いよいよ第2章に突入しました。
これからあの金髪人魚王子の秘密が徐々に暴かれていき、
ストーリーも少しづつですが新展開を迎えようとしています。乞うご期待・・・?www
まだオフレコですが、本編に加え、アムロに出会う前、まだ人魚だった頃のシャア(キャスバル)のストーリーもそろそろ外伝として書いていきたいな~とも思ってます。
まだまだ登場させてないけど、書きたいキャラもいっぱい、い~~~っぱい、いるのでw
そして、人魚キャスバルが何故シャア・アズナブルと名乗るようになったのか、
その経緯も書いていけたらいいな~と思ってます。
その前に本編が疎かにならないよう気を付けなくっちゃですが(^^ゞ
今回の話はまだほんの序章に過ぎませんが、シャアの持つ人魚としての特殊な能力の片鱗を少しだけ垣間見ることができます。
しかもところどころ、「崖の下のポニョ」を元にしたシーンが入っているなんて、
言えやしない、言えやしないよ・・・・クククク (←野口さん(@ちびまるこちゃん)口調でお読みくださいw)
今回の話はR-18ではなく、日常の些細なひとコマを描いたものですが、
ところどころに微エロの要素が入り交じってしまうのは、決して私がエロと下ネタを生きがいにしている中年エロオヤジだからではなく、赤い子がエロ可愛いすぎるのがイケないんだ!!
・・・・と、言い訳めいた戯言を残しておきますw
あと、毎度毎度くどくて申し訳ありませんが、この物語はアホ管理人の独断と偏見に基づく勝手極まりないアホなパロディ二次創作です。
キャラ崩壊、原作のイメージを損なう恐れがありますが、あらかじめご了承下さい。
叱咤激励、愛の鞭は喜んで受けますが、誹謗中傷、苦情・クレームの類は一切受け付けませんので、あらかじめご了承下さい。
それでは、心の準備ができた皆様へ
「つづきはこちら」からお入りください。
Act.2 Crescent Moon 1
窓から差し込む柔らかな朝の日差し。
あれからどれくらい眠っていたのかわからないが、
もう太陽は既に東の空高く昇っているようだ。
気怠い週末の朝、そろそろ起きようかとベッドの中で身じろぎしたとき、
身体に何か暖かなものが当たっている感触を覚え、目を開けてみると、
そこには・・・。
自分の身体に巻き付くしなやかな白い腕。
淡いプラチナブロンドの髪。
安らかな寝息を立てて眠る、天使のような寝顔。
途端に生々しく蘇る昨日の記憶に、頬がかっと熱くなる。
・・・そうか、俺は・・・!
自分に抱きついて眠っている金髪の美青年、シャア・アズナブル。
その無垢な寝顔は天使そのものだが、ほんの数時間前までは、
自分を捕って食わんばかりの勢いで精を貪り尽くそうとする
淫蕩な魔女そのものだった。
あれから何回イッたか正直、覚えていない。
昨日は一日中、家中のあらゆる場所で、思いつく限りありとあらゆる体位で
身体を繋げあった。
まず、キッチンカウンターの上に押し倒して正常位で交わり、
さらに同じ場所で青年の身体をくるりと入れ替えて、後背位で。
それから毛足が長く心地よい絨毯の上で転がり回って散々戯れ会った後、
対面座位でイって、スプリングの効いたソファーの上で騎乗位で。
気づけば二人、心地よいベッドの上でもつれ合っていた。
すやすやと安らかな寝息を立てて眠る青年の柔らかなプラチナブロンドの髪を撫でる。
その凪いだ海のような穏やかな寝顔を見ていると、胸に熱いものが込み上げてきて、
思わずその淡い薔薇色の唇に口付けた。
何もかもが浮世離れした彼の神秘的な美貌を見ていると、遠い昔まだ幼い子供だった頃、
母に読んでもらった絵本の物語が蘇る。
・・・お姫様は、王子様のキスで目覚めました・・・なんてな。
柄にもなく、そんなことを考えていると、青年が目を覚ました。
長い睫毛が揺らめき、海よりも澄んだ青い瞳が開かれる。
「おはよう。よく眠れたかい?」
優しく声をかけてくるアムロに、返事に代わりに青年はふわりと綺麗な笑顔で微笑みかけると、さっきの仕返しと言わんばかりの勢いでアムロの首に腕を回し、自分のほうに引き寄せ、その唇を奪う。
さらに深く口付けてくるシャアの濃厚すぎる朝の挨拶に戸惑いながらも、
その身体に腕を回し、抱き寄せる。
まだ寝起きの生暖かい肌と肌が重なり合い、このまま朝の情事に雪崩込もうとしたそのとき。
どちらのものともつかない腹の虫が鳴り、二人は思わず顔を見合わせて笑い出した。
じゅうじゅうと音を立て、フライパンに溶けてゆく
バターのいい香りが部屋中に広がる。
冷蔵庫から取り出した卵を割ってボウルに落とし、掻き混ぜていると、
バスルームから澄んだ歌声が聞こえてきた。
相変わらず歌詞の意味はさっぱりわからないが、
不思議と心癒されるその美声に耳を傾けながら、朝食の支度を続ける。
いつの間に来たのやら、足元でクンクン鳴く声が聞こえ、
見下ろすと愛犬ハロが尻尾を振りながら、アムロを見上げていた。
「よしよし、今すぐお前の飯も準備するから待っててくれ。」
アムロがその丸い頭を撫でてやると、大人しく部屋の隅へ行き、
餌用ボウルの傍で丸くなった。
溶きほぐした卵にミルクと塩、胡椒を混ぜ合わせ、フライパンに広げながら、
焼け付いてしまわないよう手際よく掻き混ぜる。
硬すぎず、半熟にもならず、ちょうどいい焼け具合に
ふわふわのスクランブルエッグが完成した。
ここでいったん作業を中断し、大人しく待っている愛犬ハロに餌をやる。
昨日一日、構ってやらなかったお詫びにと水飲み用ボウルにミルクを注いでやると、
ぴちゃぴちゃ音を立てて美味そうに飲み始めた。
「いい子だ。昨日は放ったらかしにして、ごめんな。」
愛犬の背中を優しく撫でてやると、立ち上がって作業を再開した。
冷蔵庫から生ベーコンを数枚取り出し、十分に暖まったフライパンに油を敷いていると、
まだ乾ききっていないプラチナブロンドの髪をタオルで拭きながら、
いつものガウンに身を包んだ風呂上がりのシャアが傍にやって来た。
しばらくアムロが料理をしている様子をじっと見ていたが、
おもむろにカウンターの上の生ベーコンをひと切れつまみ上げ、口に放り込んだ。
子供っぽい、ともすれば行儀が悪いとも言える仕草だが、不思議にも下品に見えないのは、
彼の浮世離れした神秘的な美貌、あるいは優雅な身のこなしのなせる業か。
口に頬張った肉片を美味そうに咀嚼し飲み下すと、舌舐りして、さらにねだるかのようにカウンターの上の肉片に目をやる。
咄嗟の出来事に呆気にとられつつも、その腹を空かせた仔猫のような仕草に自ずとアムロの顔が微笑でほころぶ。
「よっぽど腹減ってたんだな。すぐ終わるから、そこに座って待っててくれ。」
アムロが指さしたダイニングテーブルには着かず、その傍のソファに腰掛けたシャア。
と、ちょうどそこへ餌を食べ終わったハロがやってきて、シャアの膝の上に跳び乗った。
じゃれついてくる愛犬と戯れ合っているその無邪気な姿を微笑ましく見守りつつ、
朝食の支度を続ける。
・・・こんなところも、本当に猫っぽいんだよな~。
気品ある優美な外見とは裏腹に、時折見せる野性的な仕草。
クールかと思えば気まぐれで奔放、やけに落ち着いて大人びているかと思えば、無邪気。
簡単に自分に身を任せたかと思いきや、心のうちまでは決して覗かせようとはしない。
そんな捉えどころのない性格は、まさに野性の猫を思わせ、
アムロの心を惹きつけて止まない。
ベーコンを4枚フライパンに載せると、途端にじゅうじゅうと香ばしい音を立て、
肉片が焼けるいい匂いが部屋中に広がった。
ベーコンがカリッといい具合に焼きあがったところで、
スクランブルエッグと一緒に皿に盛り付ける。
フライパンをもうひとつ準備すると、今度はパンケーキ作りにかかった。
手際よくパンケーキの原料を混ぜ合わせると、既に加熱が済んだフライパンに広げる。
バターと肉片が焼けるいい匂いに加え、今度はパンケーキが焼ける香ばしい匂いが部屋中に広がった。
パンケーキの片面が固まりかけた頃合を見計らって、そっと裏返す。
両面が固まったのを確認するとぽんと空中に投げ上げ、落ちてきたパンケーキを器用にフライパンで受け止める。
ふと振り返ると、いつの間に来たのやら傍にシャアがいて、
その様子をじっと興味深そうに見つめていた。
全く気配を感じさせずに近づいてくる様子が、ますます猫を思わせる。
その視線は、アムロが空中に投げ上げるパンケーキを追っていた。
「ほら、やってみるかい?」
アムロの一言に、途端にシャアの表情がパッと明るくなる。
好奇心旺盛な仔猫のような態度に思わず吹き出すとともに、ついに根負けしたアムロ。
シャアにフライパンを差し出すと、喜んで受け取ってアムロの動作を見よう見まねで、
フライパンを勢いよく上下に振ってケーキを投げ上げた。
途端に、どこかでべしゃりと音がしたが、一向にパンケーキが落ちてくる気配がない。
見上げてみると、天井に張り付いたパンケーキが・・・。
同時に、どちらからともなく笑いがこみ上げ、
アムロとシャアは顔を見合わせ、吹き出した。
こうして、ふわふわのスクランブルエッグにカリカリに焼いたベーコン、
ふっくら狐色に焼きあがったパンケーキが皿に盛り付けられた。
後はデザートのフルーツを残すのみ。
ナイフを取り上げ、林檎の皮を剥こうと刃先を突き立てた、そのとき・・・。
「あ、痛っ・・・!」
アムロの指先に鋭い痛みが走り、傷口に鮮血がぷくりと膨れ上がった。
まずは血を洗い流そうと、急いで流し台に走ろうとしたそのとき、
鋭い声に遮られ、思わず動きを止める。
「待て!動くな!」
傍にはいつの間にか駆け寄ってきたシャアがいて、
アムロの負傷したほうの手を掴んだ。
そのまま、掴んだ手を自分の口元へ持っていくと、
躊躇うことなく傷ついた指先を口に含んだ。
チロチロと赤い舌が蠢き、アムロの指先をねっとり舐め上げる。
気品溢れるノーブルな美貌の青年に似つかわしくない、
その娼婦のような仕草に度肝を抜かれて立ち尽くすアムロ。
青年の指先を舐めるその仕草に、昨日の記憶が生々しく蘇る。
そう・・・自分の男根を美味そうに頬張り、舌で嬲るシャアの姿が・・・。
・・・バカな!俺は何考えてるんだ。しっかりしろ!
下半身の一部にまたぞろ血液が集中し、高まる興奮にその身をもたげようとする
自分の「分身」を心の中で叱咤しながら、敢えて平静なフリを装う。
そんなアムロの胸中を知ってか知らずか、散々指先を舌で舐めまわした後、
その淡い薔薇色の唇をすぼめ、ちゅっと軽く指先を吸い上げるシャア。
一連の動作が終わると、唇を指先から離し、にっこりとアムロに微笑みかける。
途端に指先に奇妙な感覚が走り、目の前にかざして見ると、
まるで刃物で切ったのが嘘のように指先の傷が綺麗さっぱり消えていた。
絆創膏も消毒薬も何も使うことなく、ただ舐めただけで傷を治してしまった
目の前の美しい青年に改めて戦慄を覚えるアムロ。
「君は・・・・一体・・?!」
to be continued...